『お金に強くなる生き方』:雨読夜話

ここでは、「『お金に強くなる生き方』」 に関する記事を紹介しています。
お金に強くなる生き方 (青春新書インテリジェンス)
お金に強くなる生き方 (青春新書インテリジェンス)
佐藤 優
青春出版社 2015-10-02

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)
人に強くなる極意 (青春新書インテリジェンス)
政治って何だ! ? - いまこそ、マックス・ウェーバー『職業としての政治』に学ぶ - (ワニブックスPLUS新書)
ケンカの流儀 - 修羅場の達人に学べ (中公新書ラクレ)
人生の極意 (扶桑社新書)
あぶない一神教 (小学館新書)
世界を裏側から見る私の手法 ロシア報道を読み解くことで真実がわかる (経済界新書)
知の教室 教養は最強の武器である (文春文庫)
右肩下がりの君たちへ (ぴあ書籍)
資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ (NHK出版新書)


元外務省で外交、インテリジェンス、歴史、資本主義など多岐にわたるテーマの著作を出している佐藤優による、お金に関する考え方を語っている作品。
外交官として旧ソ連・ロシアに赴任していた頃のエピソードや、多くの本から得た多くの知識に裏付けられた話がしばしばなされている。

まず、マルクスの『資本論』を引き合いに出し、サラリーマンでは年収を増やすことに限界があり、一定以上を稼ぎたければ経営者側になる必要があるとしている。
そして経営者になったらなったで、従業員を搾取するなど孤独な立場になるという修羅の道を歩むことになるとも語っている。
そして多く稼ぐために厳しい道を歩むか、少ない稼ぎなりに充実した人生を目指すかという話になっている。

金持ちになった場合は何もしなければ周囲からの妬みや恨みを買って潰されることも多く、その例としてホリエモン(堀江貴文氏)を挙げている。
それを防ぐために効果的なのは味方を増やすことで、ビル・ゲイツが奨学金を出すことで多くの学生からの支持を得たことを例に挙げていて、欧米で大金持ちによる寄付が盛んなのは税制や宗教だけでなく、こうした理由もあるのだと少し納得した。

お金で失敗しがちな要因である、借金やギャンブルなどへの依存の恐ろしさについても、当然書かれている。
ここでは『闇金ウシジマくん』のように具体的な例を描いた作品を紹介しているので伝わりやすい。

さらに、お金があれば多くの問題を解決できるが、それで幸福になれるかはまた別問題と、まあ当然ながら忘れがちなことも書かれている。
人生でうまくいかない場合はお金がないことよりも人間関係の構築に失敗したことによるものが多いようで、人への投資が重要ということはこのところ少しずつ分かり始めた部分でもあり、参考にしたい考えだと感じた。

お金についての考え方の本はある程度の範囲で重なるものだと思う一方で、著者らしい例の出し方や考え方を知ることができ、興味深く読むことができた。





[ブックガイドに挙げられていた作品]


にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック