『エリートヤンキー三郎(1)』:雨読夜話

ここでは、「『エリートヤンキー三郎(1)』」 に関する記事を紹介しています。
エリートヤンキー三郎(1) (ヤンマガKCスペシャル)エリートヤンキー三郎(1) (ヤンマガKCスペシャル)

阿部 秀司
講談社 2000-07-04

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2000年代前半によく売れていたヤンキーもののギャグ漫画。
散髪に行った際に待ち時間に久しぶりに読み返した。

大河内一郎・二郎という県内でも有数のヤンキーを兄に持つ大河内三郎が主人公で、三郎が兄たちと同じ徳丸高校に入学するところから話が始まる。
三郎は悪人だらけの一族で勉強ができないことを除くとやや気弱でオタクな高校生として描かれるが、兄たちのこともあって不良たちが周りに集まってきて、当人の意思を無視して三郎軍団が形成されてしまう。

三郎が流される状況を嫌がっている独白が随所で書かれているのと、三郎の言葉を都合よく解釈して広める河井の言動によってどんどん事態がエスカレートし、三郎の不幸さが面白い。

第1作ではまだ絵のタッチが荒いこと、武闘派キャラの石井がまだ頭の切れる硬派で変態キャラではなかったこと、河井の相方である福士が「オウヨ」以外の言葉を話しているなど、その後の変遷を考えると著者がこのシリーズを描いていくうちにどんどん筆が進んでいったことが分かる。

なかなかどぎつい感じの絵柄ではあるが、内容との組み合わせはこれしかないと思わせるようなインパクトのあるものになっているのもいい。

以前読んでから10年以上は経っているはずだが、意外に古びていなくて楽しむことができた。






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