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『真説・戦国武将の素顔』:雨読夜話

ここでは、「『真説・戦国武将の素顔』」 に関する記事を紹介しています。
真説・戦国武将の素顔 (宝島社新書)
真説・戦国武将の素顔 (宝島社新書)
本郷 和人
宝島社 2017-05-10

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東大の史料編纂所教授による、近年の研究成果を踏まえて戦国武将などを評している歴史読み物。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、上杉謙信、毛利元就、石田三成、明智光秀、今川義元、島津四兄弟、伊達政宗、淀殿の12組を扱っている。

政宗の眼帯、義元の公家姿、光秀の若い頃の経歴、浅井氏と朝倉氏のつながりなどは歴史小説などで前提のようになっているが、どれも史料の裏づけがないと書かれていて軽く驚く。

本書では美化されたイメージのある武将は引きずり下ろし、バカにされがちな武将は逆に引き上げたりと、通説と異なる面をより出して書かれている。

秀吉のケチで陰湿な面、信玄が上野や三河ではなく北信濃に長年こだわってしまった戦略眼の欠如、「義の武将」とされる謙信が単に統率力不足だったという疑惑、長生きして自慢話したりパフォーマンス上手だが戦いの実績がたいしたことなかった政宗など、ざっくばらんに語られている。
特に島津家を「ヒャッハー」な家とか当主の義久を”地元LOVE”、薩摩国大好き人間と表現しているところに笑ってしまった。

また、脇坂安治がやったこともない材木搬送をやるように秀吉に命じられて泣き言を言ったとか、政宗が豊臣家で伊達家との外交を担当する浅野長政の指導にキレて絶交を申し渡したとか、ボンクラとされる元就の長男・隆元が商人たちから信頼されていたなど、現在に残っている書状に書かれたエピソードの話が面白い。

著者の『戦国武将の明暗』『戦国夜話』が面白かったので本書も読んだ形であり、これもまた読みやすくて興味深い内容だったと思う。





戦国武将の選択 (産経セレクト)戦国武将の選択 (産経セレクト)

本郷和人
産経新聞出版 2015-05-29

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