fc2ブログ

『街道をゆく 42 三浦半島記』:雨読夜話

ここでは、「『街道をゆく 42 三浦半島記』」 に関する記事を紹介しています。
街道をゆく 42 三浦半島記 (朝日文庫)
街道をゆく 42 三浦半島記 (朝日文庫)
司馬 遼太郎
朝日新聞出版 2009-05-07

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
街道をゆく 43 濃尾参州記 (朝日文庫)
街道をゆく 36 本所深川散歩、神田界隈 (朝日文庫)
街道をゆく 41 北のまほろば (朝日文庫)
街道をゆく 39 ニューヨーク散歩 (朝日文庫)
街道をゆく 37 本郷界隈 (朝日文庫)
街道をゆく 21 神戸・横浜散歩、芸備の道 (朝日文庫)
街道をゆく 40 台湾紀行 (朝日文庫)
街道をゆく〈34〉大徳寺散歩、中津・宇佐のみち (朝日文芸文庫)
街道をゆく (9) (朝日文芸文庫)
街道をゆく〈29〉秋田県散歩・飛騨紀行 (朝日文庫)


司馬遼太郎による『街道をゆく』シリーズの第42巻で、三浦半島を中心に書かれている。

小栗上野介が幕末に造船所を建設した横須賀や、鎌倉時代に幕府の外港だった六浦や北条実時の金沢文庫で知られる横浜市金沢区、鎌倉の鶴岡八幡宮、さらには海でつながった伊豆半島や房総半島などにも話が及んでいる。

最も多く扱われているのは鎌倉幕府に関する話で、源頼朝がいかに武士という農場主の階級からのニーズに応えてきたかや、頼朝の死後に北条氏が梶原景時、比企一族、畠山重忠、和田義盛、三浦一族といった有力御家人のライバルを滅ぼしていったエピソードが印象に残る。
平家の興亡や義経、範頼、頼家、実朝といった源氏の悲劇、西行法師と頼朝の関わりなども書かれていて、初めて知る話も多い。

また、横須賀と関わりの深い日本海軍の興亡として、日露戦争での日本海海戦、大東亜戦争でのミッドウェー海戦、キスカ島からの撤退作戦、「スマートであれ」という海軍での教えについてなどの話が興味深い。
陸軍に徴兵されていて著者からすると、「それに比べて陸軍は・・・」という愚痴を語ってしまっているのは仕方のないところだろう。

できれば室町時代の関東管領だった上杉氏や戦国時代の後北条氏についての話ももっと知りたかったが、このシリーズの中ではなかなかいい方の作品に入ると思う。






にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト




関連タグ : 司馬遼太郎, 街道をゆく,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック