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『不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」』:雨読夜話

ここでは、「『不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」』」 に関する記事を紹介しています。
不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ダン・アリエリー (著), 櫻井 祐子 (翻訳)
早川書房 2014-03-20

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行動経済学の作品としてよく売れたらしい『予想通りに不合理』の続編で、人の合理的でない判断や行動を実験結果とともに紹介し、不合理さを前提としてどのようにしたらいい結果を出せるかまでを語っている作品。

指摘されれば確かにそうだと思われる話がいくつもあり、例えば人がいいことにもいやなことにも慣れる傾向というのが分かりやすい。
これをうまく使うには、いい気分になるイベント(例えば買い物)は何度かに分けて嬉しさをリフレッシュさせる一方、いやなこと(これは面倒な家事など)はつづけてやってしまうことで慣れてしまえばいいと書かれている。
(意識しなければ逆にやってしまいがちだが・・・)

他にもあるレベルまで報酬を弾むことは成果につながりやすいのだがそれを越えた報酬はプレッシャーになって逆効果としていたり、自分が考えたり作ったりしたものは過剰に評価する傾向、報復することは明らかに不合理な行動だが抑止力としての意味があるなど、しばしば想定と異なる結果が出ているのが興味深い。

著者が学生の頃に事故で重傷を負ってかなりの苦労を強いられた話をしばしば例に出したり、学生が物価の安いインドで実験をした際に起こったエピソードを紹介したりもしていて、話に厚みを加えているところもいい。

結果に対していくつかの仮説を立ててより具体的な傾向を見出すなどして話を勧めているのが分かりやすく、著者の他の作品も読んでみようというだけの魅力を見出すことができた1冊だった。






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