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『60分で名著快読 マキアヴェッリ『君主論』』:雨読夜話

ここでは、「『60分で名著快読 マキアヴェッリ『君主論』』」 に関する記事を紹介しています。
60分で名著快読 マキアヴェッリ『君主論』 (日経ビジネス人文庫)
60分で名著快読 マキアヴェッリ『君主論』 (日経ビジネス人文庫)
河島 英昭
日本経済新聞出版社 2016-07-02

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マキャベリの『君主論』について、マキャベリの生涯や活躍していた中世イタリアの政治状況、『君主論』がその後どのような評価を受けてきたかなども含め、分かりやすく解説している作品。

著者の河島氏は岩波文庫版の『君主論(岩波文庫)』を翻訳していて、これは原文に忠実さを重視したためか少し分かりにくかった記憶がある。

この点を自覚していたり批評を多く受けたりしたのか、本書では国の政体による統治の仕方、君主としてすべきことやしてはならないこと、組織を運営していくに当たっての注意点などを図解を多用してかなり分かりやすく書かれている印象を受けた。

粛清や増税のような不人気な政策は最初に1回で済ませてしまうのが望ましく、恩賞のように人気取りの政策は小出しに出していくというくだりは、先日読んだ行動心理学の本である『不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」』に書かれていた内容と驚くほど通じている部分であり、マキャベリが人間の心理を熟知して書いていることが分かってくる。

本書は思っていた以上に丁寧に書かれていて、現代語訳した作品と合わせて読むことでより理解が深まる1冊だと思う。






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