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『超訳孫子の兵法』:雨読夜話

ここでは、「『超訳孫子の兵法』」 に関する記事を紹介しています。


『孫子』に書かれている内容をかなり現代的なものに即した形で訳し、具体的な例も交えて解説している作品。

天候や地形のように、当時のままに訳するしかないと思われているところも、例えばビジネスや人間関係などで発生しうる環境に読み替えて解説しているところがなかなかすごいと感じた。

また、古代ローマ帝国や『三国志』、日本の戦国時代、現代のアップルやマイクロソフトといった企業など豊富な例を挙げていて、具体的に理解しやすく書かれている。

勝算がないのに戦ってはいけないことや、戦うとさまざまなリソースを消費するためにできるだけ短期間に終わらせるべきこと、戦わずに勝つことがベストであることなど、『孫子』のエッセンスがよく出ているように思った。

「正」と「奇」の話で名案は敵も思いついて実施したり対策を立てたりする場合もあるため、その裏をかくという話のところでは、先日読んだ『覚悟が決まる 人生が変わる 戦国武将の言葉』で上杉謙信が「上策は敵も考えていると思うので、あえて下策を採用する」という意味のことを語った話を思い起こした。
また、ノムさんの本でも裏のかきあいをする話にも通じているかと思う。

体裁がちょっと派手で読む前は少し偏見を持ったが、思った以上にしっかりした内容で、ためになった。
著者は他に何冊かの古典を超訳した本を出しているので、これらも読んでみようと思っている。





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