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『アジアの覇者は誰か 習近平か、いやトランプと安倍だ! 2019年中国の真実』:雨読夜話

ここでは、「『アジアの覇者は誰か 習近平か、いやトランプと安倍だ! 2019年中国の真実』」 に関する記事を紹介しています。



中国が抱える問題や先行きの展望を中心に語り合われた対談本。

習近平は任期の撤廃や後継者を立てない手法、反腐敗運動による政敵の排除、監視システムの導入などによる独裁体制を強めているが、これが共産党内部、そして大衆からの反発を招いていることがまず語られている。

そして習近平が自分の側近ばかりを重用していることで外交や内政に支障をきたしていて、習近平自身に外交センスがないこともあってアメリカによる貿易戦争を仕掛けられたという構図が提示されている。

あと10年くらい中国が力をつけてから野心を露にした場合はアメリカも手を出せなかった可能性があるが、数年前にそれを出してしまったことでオバマ政権の時代から制裁の動きがあり、トランプに交代してからさらにそれが強まったという話である。

一帯一路やAIIB(アジアインフラ投資銀行)の戦略も中国しか得をしないことが各国も認識したことで頓挫しつつあることや、ビジネスマンだとなめていたトランプが強硬路線を取ったことなど、誤算がいくつもあることが書かれている。

朝鮮半島や台湾、ロシアなどについても触れられていて、朝鮮半島は内ゲバ好きで周辺の大国を振り回すために中国にとっても「疫病神」であることや、台湾の国民党に由来する軍人が親中という問題、ロシア人が中国人を「キタイ」(契丹)と呼んで嫌っている話なども興味深い。

日本では左翼・反日のマスコミの問題は根深いが、徐々に変化していることも書かれていて、予断を許さないが希望もあることが分かる。
友好とか平和とかいった変なバイアスにかかっていないことがきちんと書かれていて、興味深く読むことができた。






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