fc2ブログ

『最新恐竜学』:雨読夜話

ここでは、「『最新恐竜学』」 に関する記事を紹介しています。

最新恐竜学 (平凡社新書)
平山 廉 小田 隆
平凡社 1999/7/1



図書館の古本市で購入したと記憶している、恐竜研究の近年の状況(当時)を語っている作品。
恐竜の分類とか学会の状況はあまり興味がないため、関心のあるところのみの斜め読みとなった。

著者はカメの研究が専門とのことで、体の構造からの話が具体的で興味深い。

『ジュラシック・パーク』に登場するヴェロキラプトルのようなオヴィラプトル類の恐竜は皮膚が羽毛に覆われ、脳が大きい温血動物で鳥の始祖に当たるという話は、小学生の頃に学習雑誌で読んで驚いたような記憶がある。

恐竜はこの温血動物タイプと、首長竜のような大型爬虫類タイプに分かれるそうで、画一的な捉え方はいけないようである。

もう一方の大型爬虫類のうち首長竜は、骨格の構造上や変温動物というメカニズムから、キリンみたいに首を持ち上げることはできなかったとか、見た目よりも体重が軽かった説、想像以上に動きがスローだったという話も書かれている。

さらに、隕石による恐竜滅亡説にも疑問を呈していて、温血動物タイプの恐竜は鳥になったという説を支持している。
そもそも化石が残るかどうかは偶然による部分も大きく、急激に滅んだ証拠もなく、気温の変化や二酸化炭素の濃度低下によって大型爬虫類タイプが徐々に滅んでいったのではないかと書かれている。

20年前くらいに書かれたために古びた部分も多いと思われるが、そこそこ興味深く読むことができた。






にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト




この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック