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『2019年表と裏で読み解く日本経済―米中覇権戦争が生むポスト平成の正体』:雨読夜話

ここでは、「『2019年表と裏で読み解く日本経済―米中覇権戦争が生むポスト平成の正体』」 に関する記事を紹介しています。



経済評論家の渡邉哲也と元経済ヤクザの猫組長の2人による、裏世界のリアルさを踏まえた上で現在の国債情勢や今後の見通しなどを語り合っている対談本。
渡邉氏の本は何冊か読んでいるが、猫組長のものは初めてとなる。

この猫組長の経歴だが、投資顧問会社のビジネスマンだったのがバブル崩壊で億単位の借金を背負ったことでヤクザの世界に入り、石油や金融などで荒稼ぎをしてきたらしいことが書かれていて、他の経済評論家などが書けないと思われることをストレートに語っている。

ブレグジットを山口組分裂と比較したり、償還しようとすると国家権力から抹殺される恐れがある債券が世界にけっこうある話、米英(日本も含む)VS中独のブロック対立化が進む世界情勢、北朝鮮がアメリカ寄りになりつつある影響などが語られている。

中でも、イギリス・ロンドンにある世界を代表する金融市場のシティがブレグジットによってEU内のどこかに機能を移転するとしても、パリは(革命家やテロリスト、独裁者などが留学や活動してきたことでも分かるように)治安や中立性で大きく問題があり、フランクフルト(欧州中央銀行)やブリュッセル(EU本部)も既に別の国際機関の本部があって難しいなど、結局ロンドンから移転できないか、せいぜいアイルランドのダブリンに一部を委譲するくらいしかできないのでは?という話が興味深かった。

特に猫組長はきれいごと抜きで話を進めていくので、その信ぴょう性はともかくとしてシビアさがより強く感じられる。
おそらく、やばすぎて本書で語れなかったことも沢山あると思われ、興味深い。

読んでいくと現実の重さにつらくなるかもしれないが、他の著作にも関心がある。






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