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『1分間ピケティ 「21世紀の資本論」を理解する77の理論』:雨読夜話

ここでは、「『1分間ピケティ 「21世紀の資本論」を理解する77の理論』」 に関する記事を紹介しています。



フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』の言葉を77項目、見開き2ページの構成で分かりやすく解説している作品。

格差が発生する過程や傾向、どうしたら格差を小さくできるかという話が多く書かれている。
また、トリクルダウン仮説(富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちる)には否定的な見解を示している。

格差を一気に小さくする効果的な手段は戦争などで一回経済を崩壊させること、比較的穏健な方法では富裕層などへの増税を挙げている。
もちろん1カ国だけで富裕層に増税したら税金が安い国やタックスヘイブンに財産を逃避されるわけで、世界全体で抜け穴がないように実施する必要があるとの但し書きもつく。

全体的には「それはそうだと思う。それで、具体的には何をするのがいいんだ?」と思う言葉が多くて、本書を読んだだけではなぜあれほどピケティがもてはやされたのかよく分からなかった。

先日読んだ『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』で書かれていた格差についての話は、ピケティの影響を受けていたようにも感じた。
理想ばかりで具体性・実現性があやしいことも似ている。





21世紀の資本
トマ・ピケティ
みすず書房



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