FC2ブログ

『アインシュタインの言葉 エッセンシャル版』:雨読夜話

ここでは、「『アインシュタインの言葉 エッセンシャル版』」 に関する記事を紹介しています。

アインシュタインの言葉 エッセンシャル版
弓場 隆 (編集, 翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015-11-19)



物理学者アルバート・アインシュタインが語った言葉190を、1ページごとの構成で紹介している作品。

平易な語り口だが、「〇〇は素晴らしい、××しなければ」みたいなひねった言葉も多く、ユーモアや過去の苦難を経験したことが反映されていそうな感じがあって興味深い。

本作の中では、下記の66番目の言葉が最も強く印象に残っている。
こうはなりたくないものだと思いつつ、完全に逃れられるものでもないという言葉で、なかなかに刺さる。

新聞しか読まず、流行作家の本しか読まない人は、わたしからすると、眼鏡をバカにするド近眼の人のように見えます。そういう人は当世の偏見と流行に完全に依存しています。それ以外のものは見ることも聞くこともまったくしないからです。


原爆製造に関わった科学者ということで、科学と人間についての話も多い。
ここでは科学技術の発展が問題を生んだのではなく、人間社会に元々あった問題を解決すべき緊急性が高まっただけだと語っている言葉は、その通りだと思う。

これからすると、駅前とか街頭などである種の人々が叫んでいるように、単純に武器や原子力を使用しなければ問題が解決する、というわけではない。
この人たちもまた、「眼鏡をバカにするド近眼の人」に該当しそうである。

結婚や家族関係でもいろいろあったようで、人生や結婚の問題についてもさまざまな言葉を残していて、天才というイメージの強いアインシュタインもこの種の問題はうまく解決できなかったのだろうと親しみが持てる。

あまりアインシュタインの本を読んだことがなかったが、人柄の一旦は伝わってきた。
気が向けば、アインシュタイン関連の本を読んでみるかもしれない。





アインシュタイン150の言葉
ジェリー メイヤー (編集), ジョン・P. ホームズ (編集)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (1997-03-31)


にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト




この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック