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『生命保険はヒドい。騙しだ』:雨読夜話

ここでは、「『生命保険はヒドい。騙しだ』」 に関する記事を紹介しています。



生命保険の契約のヒドさに気づき、生命保険業界がいかに問題の多い契約で契約者に損をさせ続けてきたかや、契約していた日本生命にクレームを入れたり契約の根拠に関する説明を求めた経緯など、自身の実体験を語っている作品。
著者は外資系銀行に勤務していた経歴があったり金融に関する著作も多く出していることから、「私がバカでした」と自虐的に書いている。

著者が本書を書くきっかけとなったのは契約していた生命保険の更新時期になり、月額の支払いがそれまでの5万6000円から16万3000円と3倍に上がることや、元々の主契約部分が100万円しかなくて契約をやめても保険金はほとんど支払われないことが分かり、その理不尽さに激怒したことで、きちんと情報を集めていなかったこともあるが生命保険の契約が複雑になっていることも理解できる。

生命保険で使われる言葉も「更新型」、「下取り」、「特約」みたいな得なのか損なのかが分かりにくいものが多く、極力「掛け捨て」みたいな言葉を使用しなかったり、都合の悪いことを理解しづらいように説明したり記載することが多いことは、何冊か関連した本を読んで理解できてきた。

そのため以前契約していた**生命も数年前に解約し、勤務先が契約している団体保険と全労済を少しずつだけにしたことで、月々の支払いを1万円以上減らしたことを思い出した。

生命保険業界がこのようなひどい契約をやりだしたのはバブル崩壊などで利ザヤが稼げなくなったことがあるようで、これは複雑な金融商品を売りつけるようになった証券業界や、手数料稼ぎに注力している銀行業界と同じような構図なのだろう。

本書を読んで最も参考になったのは、県民共済が契約者への還元率が90%以上で一般の生命保険ではなくこちらを選ぶのがいいみたいなことで、もう少し保障が必要と感じたら県民共済への加入を検討する。

著者が日本生命のお客様係に対して要求した説明や、それに対してお客様係の担当者がのらりくらりとかわそうとする話がリアルに書かれていて、この業界もまたとんでもないところだと感じた。
著者がこの年になるまでこのあたりの問題が分からなかったのは興味がなかったこともあるだろうが、性格的に友達があまりできなかったからでは?という感想も持ったりした。
というか、著者みたいに稼いでいないので生命保険に5万も支払えない。

著者はいずれ問題点に気づいた高齢者たちの怒りが爆発することを予想しているが、これに関してはそれほど可能性はないようにも感じている。なぜなら、新聞やテレビの報道に扇動されやすい層と同じだろうから・・・

改めての生保業界のヤバさや、県民共済の良心的な経営を知ることができ、思っていた以上に興味深い内容だった。







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