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九州国立博物館「室町将軍 戦乱と美の足利十五代」展:雨読夜話

ここでは、「九州国立博物館「室町将軍 戦乱と美の足利十五代」展」 に関する記事を紹介しています。


先日、九州国立博物館に「室町将軍 戦乱と美の足利十五代」展(2019年7月13日〜9月1日)を観に行った。
歴代の将軍にまつわる肖像画、木像、書状、刀剣類、絵画のような美術品が展示されている。

学生の頃の日本史の教科書に足利尊氏を描いたものとされた肖像画は研究の結果高師直の一族の誰かだとする説が有力となったことで『騎馬武者像』と呼び方が変わっていたことや、神護寺の『伝・平重盛像』が尊氏を描いたものだったのでは?という話はしっていたが、ここでは広島・浄土寺のものが展示されていて、『騎馬武者像』のような荒々しい風貌ではなく、貴人然とした感じなのが伝わってくる。

書状で印象に残ったのは11代・義澄が書いた願文で、1番目にライバルの「今出川義材(10代・義稙)の死」を書いていて、無病息災などは5番目くらいというのがなかなかすさまじいと感じた。

そして最もインパクトがあるのが、若くして亡くなった5代・義量と京都に入ることができなかった14代・義栄の2人を除く13人の木像が展示室を囲むように展示されていたコーナーで、立体的な上に風化で妙な迫力が出ているのと、目が光って見える作られ方をしているので、肝試しなどでいきなり見たら腰を抜かすかもしれない。

見て分かりやすいもの、価値が分かりにくいものと人によって評価が分かれる可能性はあるが、充実した特別展だったことは確かである。






室町幕府将軍列伝
清水克行
戎光祥出版 2017/10/3


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