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『30の「王」からよむ世界史』:雨読夜話

ここでは、「『30の「王」からよむ世界史』」 に関する記事を紹介しています。

30の「王」からよむ世界史 (日経ビジネス人文庫)
本村 凌二 (監修), 造事務所 (編集)
日本経済新聞出版社 2018/6/2



古代から近代にいたる30人の王、皇帝、スルタンなど呼び名はさまざまだがその時代を代表する君主たちの業績を紹介・解説している作品。

アッバース朝のハールーン・アッラシードのように多分初めて知る人物、アルフレッド大王やオットー大帝のように名前は読んだことがあるが具体的な業績を知らなかった人物、ロシアのニコライ2世のように亡国の君主など、選び方にそれなりの独自性があるのが興味深い。

ハールーンが『千夜一夜物語』で助さん格さんを従えた水戸黄門のような役で登場していたり、「ヨーロッパの祖母」と呼ばれていたのは『世界史の10人』で扱われていたアリエノールだけでなく大英帝国時代のヴィクトリア女王もだったなど、興味深いエピソードも多く扱われている。

戦争や外交、家臣の登用、他の王族との争いなど、王家につきものの出来事が多く書かれていて、単なる英雄の話とは異なることが伝わってくる。

題材としてはまずまずだと思うが、構成や書き方は少し特徴に欠けているような気がしないでもない。





「王室」で読み解く世界史
宇山 卓栄
日本実業出版社 2018/12/20


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