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『ネパール王制解体』:雨読夜話

ここでは、「『ネパール王制解体』」 に関する記事を紹介しています。
ネパール王制解体―国王と民衆の確執が生んだマオイスト (NHKブックス)
ネパール王制解体―国王と民衆の確執が生んだマオイスト (NHKブックス)
小倉 清子
日本放送出版協会 2007-01

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ネパールの近現代における政治変動、そしてマオイスト(ネパール共産党毛沢東派)の闘いを中心に描いたドキュメント。

ネパールでは20世紀後半もパンチャーヤット体制という絶対王政がなされ、1990年の民主化以降も以下に挙げるような激動の歴史を歩んできた。

・1990年代後半から、マオイストと政府軍の内戦が勃発
・2001年、ナラヤンヒティ王宮内でビレンドラ国王を初めとした王族が殺害される事件が発生。
・2002年と2005年、ギャレンドラ国王による2回のクーデターで直接統治を完成
・2006年、7政党とマオイストの和平交渉が始まり、市民の王制反対のデモの高まりもあってギャレンドラ国王の絶対王政の終焉

絶対王政への復帰を目指す国王と内輪もめを繰り返して国民に一度は見放された政党、共和制を目指したマオイストと、それぞれの勢力が争いを繰り広げてきた。
通常マオイストはテロリストに近いようなイメージを持ちがちだが、この国では国王の強権振りが目立つため蜂起するのも仕方ないように思えてしまう。

それぞれのマオイストの闘士たちへのインタビューがあって読みにくいところも少しあるが、ちょっとした小説よりも盛り上がるような内容だった。



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