FC2ブログ

『椎名誠[北政府]コレクション』:雨読夜話

ここでは、「『椎名誠[北政府]コレクション』」 に関する記事を紹介しています。

椎名誠[北政府]コレクション (集英社文庫)
椎名 誠 (著), 北上 次郎 (編)
集英社 (2019-07-19)



椎名誠が書いた「超常小説」と呼ばれる作品群のうち、書評家の北上次郎が『武装島田倉庫』と同じ世界観で書かれた「北政府もの」と定義したSF短編11作を集めた短編集。

以前読んだ椎名と北上の対談本『本人に訊く〈2〉おまたせ激突篇』で、北上が「北政府もの」のSF短編を集めた『続・島田倉庫』みたいな作品を待望している話をしていて、それが実現したということになる。
その本で椎名が『続・島田倉庫』というタイトルに難色を示し、このタイトルになったのだろう。

本作では百舌、灰汁、トーノタダオといった登場人物、脂まみれの海や雨、知り玉と呼ばれる目玉に翼がついた形の監視端末、余寒などと呼ばれる人造人間、そしてさまざまな異常進化した動植物などが登場し、気持ち悪さを感じつつもその世界観に引き込まれてしまう。

「海月狩り」や「ウポの武器店」のように過去に読んだ作品も多かったが、かなり前で忘れてしまっていたものもあり、再び新鮮な気持ちで楽しめたりもした。
このタイプの小説では他にも面白い作品が多いので、何冊か再読してみようかとも思っている。






にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト




関連タグ : 椎名誠,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック