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『格差社会で金持ちこそが滅びる』:雨読夜話

ここでは、「『格差社会で金持ちこそが滅びる』」 に関する記事を紹介しています。



「ドライな外国人とウェットな日本人」のような企業や社会で見られるステレオタイプな考えに対して、調べたり著者の経験からそうではない事例を出し、一見問題とされてきた性質や慣習などがいい効果も上げているのではないか?という話をしている作品。

ドライとされる外国の企業でもグーグルやシリコンバレーのベンチャー企業などではファミリー的な雰囲気や制度があったり、独裁的な経営者のイメージがあるジャック・ウェルチが従業員の家族に手紙を送るようなところがあったエピソードなどを紹介している。

そして日本で見られるハラスメント(嫌がらせ)については、実はこれが職場環境を「公平」ではなく日本人が好きな「平等」にする効果があるとか、格差が広がると富裕層のストレスが高まって早死にする傾向があるなど、言われてみればそういう面もあるなという話が書かれている。

後ろの方にある、日本人が不安を感じやすくて集団になりがちという傾向を遺伝子レベルでの話につなげているところでは、かなり以前に読んだ竹内久美子著『パラサイト日本人論―ウイルスがつくった日本のこころ』に書かれていたことを思い出し、まあまあ楽しく読むことができた。

何事にもいい面・悪い面があるということで、視野の広さをもちたいところである。




経済の不都合な話 日経プレミアシリーズ
ルディー和子
日本経済新聞出版社 2018/7/10



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