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『超訳 論語 孔子に学ぶ処世術』:雨読夜話

ここでは、「『超訳 論語 孔子に学ぶ処世術』」 に関する記事を紹介しています。

超訳 論語
許 成準
彩図社 2012/3/17



『論語』の言葉を見開き2ページで右に原文と現代語訳、左に具体的なエピソードを上げての解説文という構成で書かれている作品。

この著者の作品は、例えに使っているエピソードが現代の企業や経営者などによる初めて知るものが多く、ありきたりな例を使っていないところがいい。

例えばグーグル、『ターミネーター』や『アバター』などで知られる映画監督のジェームズ・キャメロン、スティーブ・ジョブズ、ウォーレン・バフェット、孫正義などで、具体的で分かりやすい。

儀礼などの現代で役立てにくい話をばっさりカットしているのもいいし、職権の話を「その職位にいる人への敬意・配慮」と読み替えているのも的確だと感じる。

孔子の弟子たちや各国の政治家たちといった登場人物の説明を最小限に抑えてくれているのも、この手の知識を既に得ている側からすると助かる。

著者はあとがきで、古典で長く残るものは「確実に面白い本」(『三国志演義』や『アラビアンナイト』)か「確実に役立つ本」(『孫子の兵法』や『君主論』)だとして、『論語』も現実的なことが書かれた「確実に役立つ本」という話も納得しやすい。

本書もまた読みやすく役立ったと感じるので、他の著作も続けて読んでみようと思う。




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