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『ゼロからわかる北欧神話』:雨読夜話

ここでは、「『ゼロからわかる北欧神話』」 に関する記事を紹介しています。

かみゆ歴史編集部 (著)
イースト・プレス (2017/4/9)


小説やゲームなどでキャラクターや名前を引用されることも多い北欧神話について、キャラクターや関係性、世界観、ゲームなどでどのような扱いとなっているかなどを紹介している作品。

これまで北欧神話については、子供の頃に読んだ児童文学全集にあったものと、あとはアニメ『聖闘志聖矢』の劇場版などからオーディン、トール、ロキなどは知っていたものの、本書を読んだら児童文学全集では割愛された話も多かったことが分かった。

例えば神々と巨人族が対立していてラグナロクという最終戦争で戦う話は理解していたが、神々にはオーディンが率いるアース神族と、もう1派にヴァン神族という2グループがあることは知らなかった。

この2グループはグルヴェイグという魔女がアース神族にちょっかいを出したことがきっかけで戦争状態になり、和解のためにヴァン神族からニョルズ、フレイ、フレイヤらが、アース神族からはヘーミルとミーミルがそれぞれ人質を交換する話が紹介されているのが面白い。
これは、ヴァイキングのような部族間の戦いの後にも似たようなことがなされた事例が多かったことが反映されているのではないかと思う。

他にも、神々が使用した武器などの道具を制作した小人たちのキャラクターや、シグルズのような人間世界の英雄、ベルセルクと呼ばれる熊の毛皮を被った狂戦士などの紹介もされていて、改めて奥行きが深い話だと感じた。

スレイプニールやヨルムンガンドなど、漫画やアニメなどで目にしたことがある固有名詞も多く、あまり詳しくないゲームでもこのように北欧神話から引用されたものは多いのだろう。

教養として知っておいて損はない話を多く知ることができ、読んでよかったと思う。







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