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『征夷大将軍になり損ねた男たち トップの座を逃した人物に学ぶ教訓の日本史』:雨読夜話

ここでは、「『征夷大将軍になり損ねた男たち トップの座を逃した人物に学ぶ教訓の日本史』」 に関する記事を紹介しています。

二木謙一 (著, 編集)
ウェッジ (2019/12/17)


鎌倉、室町、江戸の幕府で征夷大将軍になれなかった者、ならなかった者の事績を紹介し、教訓になる部分がないかも含めて語っている作品。

壮絶な権力闘争に巻き込まれて悲惨な最期を遂げた頼朝の親族たち、後継者指名を固辞して生涯を全うできた者、将軍になりたくてあがいたのに結局なれなかった者、信長や秀吉のように将軍という位に就かなかった者と、多くの人物が挙げられている。

特に、再来年の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」に登場するであろう一幡丸(頼家の嫡子)や公暁(頼家の庶子)など、あまり有名とは言えない人物が多く扱われているのが非常に良かった。

鎌倉、室町、江戸と時代を経るに従い、後継者争いですぐに殺し合いをしていたのが、徐々に政治や謀略によって決まっていくような傾向が見られるのも面白い。

他に入っても良かったのでは?と思う人物(例えば三好長慶を入れたのなら、「半将軍」の細川政元も入れても良かったかもしれない)もあるが、扱われることが少ないと思われるテーマで書かれた本で、なかなか興味深く読むことができた。





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