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『勤番グルメ ブシメシ!』:雨読夜話

ここでは、「『勤番グルメ ブシメシ!』」 に関する記事を紹介しています。

土山しげる (著), 酒井伴四郎 (原作), 青木直己 (協力)
リイド社 (2015/12/28)


幕末の時期に紀州徳川家藩士で江戸に単身赴任していた酒井伴四郎が書いた『酒井伴四郎日記』を元に、グルメ漫画化している作品。
NHKドラマ『幕末グルメブシメシ!』の元にもなっている。

酒井は紀伊徳川家の衣紋方(えもんがた:衣装担当)に所属する藩士で、料理が趣味なのか同僚から手に入れた食材を料理するよう頼まれるシーンが多く、おいしそうな料理を作って一緒に食べている。

また、同居している叔父の宇治田平三は食い意地が張っていてたびたび伴四郎が翌朝用に用意していた食事をこっそり食べて困らせたり、食べ過ぎておなかをこわすなど、非常に人間臭いキャラクターなのが面白い。
NHKドラマでは平田満が好演していて、まさにあんな感じのキャラクターだった。

新任の同僚が着任したら浅草などで観光したり、寄席や悪所に出かけたりしているなど、現代の単身赴任中のサラリーマンとそれほど差がないようにも見えるのも興味深い。

末尾には作者の土山氏と『孤独のグルメ』の原作者である久住昌之との対談も収録されていて、モノクロの漫画で料理をおいしそうに再現することの難しさや、おいしいという感覚を描くには経験が必要などの話をしているのも面白い。

さらっと読むことができ、まずまず楽しむことができた。
原作を解説している『幕末単身赴任 下級武士の食日記』も気になっている。





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