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『怪笑小説』:雨読夜話

ここでは、「『怪笑小説』」 に関する記事を紹介しています。
怪笑小説 (集英社文庫)
怪笑小説 (集英社文庫)東野 圭吾
集英社 1998-08

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ブラックユーモアに満ちた短編集。

マツ○ンと思われる俳優にのめり込んでしまった老婆の話である「 おっかけバアさん」や「アルジャーノンに花束を」の爺さん版パロディである「あるジーサンに線香を」などかなりキツイ笑いが出てきて楽しめる。

一番面白かったのは、少年時代にたぬきが化けたのを見たと思い込み、UFOでも何でも怪奇現象のたぐいをすべてたぬきのしわざにしてしまう人物の話である「超たぬき理論」である。
UFOの存在を熱心に説くUFO研究家との論争の場面などは、UFOや超能力の存在を説く人々をからかっているのが垣間見られ、かなりシニカルな笑いが満載でよかった。

著者は初めの頃青春っぽいミステリーを書いていたようであるが、面白かったので多分他の作品も読む。



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東野圭吾 『怪笑小説』(集英社文庫)、読了。 東野さんの毒ッ気を含んだ短編集。 凄い!と唸るほどの短編の上手さはないものの、 気晴らしに読むにはお手頃な本だと思います。 みんなが日常生活の中で、心の中で毒づきながらも、それでも口には出さずに留めていることを 結構、あからさまに作品の中で吐き出しているので、 この作品を描くのは気持ちよかったのではないだろうかと思ってしま...
2015/07/16(木) | 観・読・聴・験 備忘録