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『ショートショートの花束5』:雨読夜話

ここでは、「『ショートショートの花束5』」 に関する記事を紹介しています。

阿刀田 高 (編)
講談社 (2013/4/12)


阿刀田高が選者を務めるショートショート・コンテストで入選した作品を収録したシリーズのうち、2009年~2010年の60作品を扱っている作品集。

今月にこのシリーズを新しい順に数冊続けて読んでみたが、本作ではアッと驚くような感じの作品で好きな作品が少なく、オチが読めても好きな作品や、くだらなさがいい作品が目についた印象がある。

具体的には「適材適所」、「運命の相手」、「ラブ・ゲーム」、「捕鯨遺聞」、「主張」、「僕と彼女の事情」などで、セリフのやり取りの面白さや話の内容と状況のギャップなどを楽しむことができた。

「五秒間の真実」はコンピュータの発達前であれば面白かったのかもしれないが、読者がFXなどを思いつくと仕掛けが活かしにくく、選者が高齢ということもあって甘い評価だが、もう少し工夫が必要だったようにも感じる。

年によって作品の傾向が異なってくるのも、このシリーズの特徴なのかもしれない。




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阿刀田高 『ショートショートの花束5』(講談社文庫)、読了。 『小説現代』誌上で行われている、ショートショートのコンテストの入賞作品をまとめたもの。 選者が、阿刀田高氏です。 面白い発想や着眼点の作品が多かったのですが、 しかし、アイデアだけでは、小説として読んで面白いとは限らないということを再認識しました。 やはり、読ませる文章力、読み手の想像力を掻き立てる文章運びというものが 小説...
2021/04/03(土) | 観・読・聴・験 備忘録