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『走る男』:雨読夜話

ここでは、「『走る男』」 に関する記事を紹介しています。
走る男 (朝日文庫 し 16-10)
走る男 (朝日文庫 し 16-10)
椎名 誠
朝日新聞出版 2007-01

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椎名作品の中で重要な位置を占める、『武装島田倉庫』や 『みるなの木』 のような異常な世界を描いた作品。

主人公の”おれ”は、冒頭でパンツひとつの格好で犬に追いかけられて走り出す。始めのうちは作品の舞台に対する説明があまりなされないため、読者はよく分からないまま”おれ”が異常な世界で人間の言葉を少し解する(と思われる)犬のコンちゃんや筏男、謎の業務を行う会社の社員たちと出会いつつ必死で何かから逃げることに引き込まれていく。

その後舞台となっている、近未来の異常な世界の状態が明らかになり、”おれ”の逃走というか冒険を応援したくなっていく。”おれ”の性格が著者に近いようで、テンポよく話が進む。

ストーリー展開よりも構築された世界の状態を楽しむべき作品で、面白かった。



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