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『トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て』:雨読夜話

ここでは、「『トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て』」 に関する記事を紹介しています。

黒木 亮 (著)
角川書店 (2005/7/25)


90年代後半のロンドンやイスタンブールを舞台に、日本の都市銀行で同期だった2人が大規模な投資案件をめぐって争うスケールの大きな経済小説。

都市銀行のロンドン支店次長の今西は日系のトルコ・トミタ自動車が某国で工場を建設する計画に際し、ヨーロッパやアラブの銀行とともにシンジケート・ローンの形で融資する案件を進めている。

そこに、元同僚でアメリカの投資銀行に転職した龍花が立ちはだかり、古巣の都銀に対して遺恨もあったことから、トミタ自動車の案件を横取りしよう挑んでくる。

国際的な融資にまつわる問題や敵対的買収、為替など多くの金融がらみのトピックが出てきて、目まぐるしく状況が変わるというスリリングな話になっていて面白い。

不良債権に苦しんでいた日本の銀行やイケイケの状態だったアメリカの投資銀行など、当時の事情も垣間見られて興味深く読むことができた。




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