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『歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A』:雨読夜話

ここでは、「『歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A』」 に関する記事を紹介しています。

出口 治明 (著)
文藝春秋 (2020/12/17)


80のQ&Aという形式で、著者が自身の歴史観を語っている作品。
マネー、失敗、リーダー、大逆転、女性、宗教、戦争、ライフスタイル、アメリカ、日本と世界と、10章で構成されている。

1項目当たり3~4ページで書かれていて区切りがよく、どこからでも読むことができる。

著者はグランドデザインを作った人を高く評価する傾向があることを自分でも認めていて、始皇帝、ダレイオス1世、織田信長、阿部正弘、フランクリン・ルーズベルト、平清盛、ナポレオンなどの評価が高くなっている。

また、インフラ、ロジスティック(兵站)、交易、交流などの重要性についての記載も多く、日本の鎖国や中国の海禁、トランプ大統領のアメリカ・ファースト、イギリスのブレグジットなどは愚策だと厳しい評価をしている。

阿部正弘やハンニバルのように日本で過少評価されていると思われる人物の評価や、ナポレオンがジャンヌダルクを宣伝して有名になったという逸話(坂本龍馬なども近いケースと思われる)、イスラム圏にもシャジャル・アッドドゥッル(マムルーク朝創始者)のような女傑がいたという話など、歴史の教科書に出てこなかったりあまり書かれていない話が随所に出てくるのが面白い。

著者の歴史観に賛同することばかりでもないが、他の人があまり書かない話を読むことができるのがいい。





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