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『京奉行 長谷川平蔵』:雨読夜話

ここでは、「『京奉行 長谷川平蔵』」 に関する記事を紹介しています。

秋月 達郎 (著)
新潮社 (2015/12/23)


池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公で火付盗賊改方頭として有名な長谷川平蔵宣以(のぶため)の父親で、火付盗賊改方頭から京都西町奉行になった長谷川平蔵宣雄(のぶお)を主人公とした時代小説で、3中編が収録されている。

着任の時にはお忍びで京都に入ってきたり、ふらりと茶店や商店に出かけるなど、実際は難しかったと思われる行動が出てくるのは時代小説ならではの形で、個性豊かな与力や同心たちを従えて任務に当たっている。

枡屋の隠居・茂右衛門こと、鮮やかな鶏の絵で有名な絵師・伊藤若冲が登場する作品もあり、平蔵と若冲が親しく会話しているシーンでは有名人同士でテンションが上がった。
また、京の商人で、石門心学で知られる石田梅岩の弟子に学んでいる者が出てくるなど、知っている歴史上の人物が出てくるのは楽しい。

テンポよく話が進み、ざっくばらんな話し方をする平蔵のキャラクターにも合っているので、気軽に読むことができた。




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