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『最強の教訓! 日本史』:雨読夜話

ここでは、「『最強の教訓! 日本史』」 に関する記事を紹介しています。

河合 敦 (著)
PHP研究所 (2021/4/2)


日本史上の人物21人の事績から、教訓や反面教師とする点などを紹介している作品。

以前読んで面白かった『最強の成功哲学書 世界史』(文庫化に際し『最強の教訓! 世界史』に改題)の日本史版という感じになっている。

扱われている人物は下記となっている。

北条泰時、勝海舟、坂本龍馬、渋沢栄一、行基、和気清麻呂、吉田松陰、北条政子、後醍醐天皇、吉備真備、徳川家康、大石内蔵助、大久保利通、市川團十郎(初代)、高橋是清、伊達政宗、土方歳三、細川藤孝・忠興、三井高利、早川徳次(シャープではなく地下鉄の方)

著者の嗜好が大きく反映されているようで、キャラクター的に褒めにくい後醍醐天皇、偉人なのに不人気な大久保利通、教科書に出てこないであろう市川團十郎や早川徳次、教科書に名前は出てくるがそれほど知られていなさそうな吉備真備や和気清麻呂などが扱われているのが面白い。
また、今年の大河ドラマの主人公で次の一万円札に起用される渋沢栄一、人気が高い伊達政宗や土方歳三、大石内蔵助なども抑えられている。

歴史から教訓を得るという趣旨から、題材としているのは必ずしも最新の研究を踏まえた史実ばかりではなく、例えば『忠臣蔵』のように一般的にイメージが定着している話も多く扱っているのもポイントになっているかと思う。

教訓として挙げている言葉で最も印象に残ったのは、行基のところで出てきた「いまいる場所が、全てではない」というもので、最近いる場所を変える経験をしたところなので、心強く感じた。

初めて知るエピソードも多く、おっかない印象が強い大久保利通の気配りや、高橋是清の若い頃の無茶苦茶なところと何度も乞われて日本経済を救い続けた話、多分初めて知った早川徳次の話などがそれに当たる。

充実した内容になっていて、興味深く読んだ。




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