重野なおき (著)
リイド社 (2015/7/29)
『信長の忍び』の作者による、伊達政宗と片倉小十郎景綱の主従を扱った4コマ漫画の第1巻。
政宗と景綱をはじめとして、政宗の父・輝宗、政宗の母・義姫、政宗の乳母で景綱の姉に当たる多喜、家臣の遠藤基信、鬼庭左月斎、伊達成実ら、義姫の兄・最上義光、政宗に嫁ぐことになる愛姫などが登場し、『信長の忍び』と似た楽しさを感じながら読んでいける。
政宗、景綱、成実、多喜、愛姫、義光などは『殿といっしょ』でも多く扱われていて、本作と『殿といっしょ』でのキャラクターの違いを比べて楽しむこともできた。
話は政宗の幼年時代から元服、家督相続あたりまでが扱われているので、次作あたりから厳しい戦いの時期に入っていくと思われる。
伊達家の家臣では鬼庭左月斎は大河ドラマでいかりや長介が好演した印象があって知っていたが、遠藤基信のことはあまり知らなかった。
輝宗に仕えて外交で活躍したり景綱を見出したりと才能豊かな人物だったようで、関心を持った。
『信長の忍び』でも感じられた、史実やエピソードをきちんと調べた上でキャラクターへの愛が感じられる描き方が人気の一因なのだと思う。

スポンサーサイト
- 本を購入する
- Amazon.co.jp
- 楽天ブックスTOP : 全品送料無料に
- 本のことならHonya Club.comにおまかせ!
: 書店受け取りで送料無料