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『黙示』:雨読夜話

ここでは、「『黙示』」 に関する記事を紹介しています。

今野 敏 (著)
双葉社 (2020/6/17)


『確証』『真贋』に続く、捜査第三課(盗犯係)の萩原警部補と武田秋穂刑事のコンビが活躍するシリーズ第3巻。

本作では舗脇(たてわき)というIT企業を経営する資産家の家から「4億円かかった」というある物が盗まれたという被害届が出されたことから話が始まる。

なぜか盗まれたものを教えようとしない舗脇に対して繰り返し質問したところ、盗まれた物は「ソロモンの指輪」で、所持していることを知られただけでイスラム教の過激派集団「山の老人」から命を狙われるなどの荒唐無稽な話を語られて萩尾と秋穂は面食らう。
多分、このシリーズを読んできた読者もそのような印象を受けたと思う。

ここに、前作の『真贋』に登場した癖のある美術館員の音川が舗脇の友人として登場したり、オカルトものミステリーである『神々の遺品』の主人公で私立探偵の石神が舗脇から探偵兼ボディガードとして雇われるなど、個性豊かな人々が登場して話を盛り上げている。

刑事シリーズと古代文明の伝説という組み合わせは著者は好きなのだろうが、ちょっと話が荒唐無稽な感じが強く、著者の作品ではそこまで好きな方とはならなかった。
終盤の謎解きなどは面白かったと思うが、私の好みの問題なのだろう。




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