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『大器晩成―中国昔話大集〈2〉』:雨読夜話

ここでは、「『大器晩成―中国昔話大集〈2〉』」 に関する記事を紹介しています。
大器晩成―中国昔話大集〈2〉 (アルファポリス文庫)大器晩成―中国昔話大集〈2〉 (アルファポリス文庫)

話 梅子
アルファポリス 2008-01-01

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中国の古典小説を翻訳したメールマガジンを単行本化したシリーズの第2集。

このシリーズでは仙人や幽鬼、閻魔大王などが登場する怪奇物やファンタジー作品が多いのだが、本集ではその手の作品は1章のみとなっている。
それ以外はというと、出世、試験、わいろ、名声、習性、犯罪と、いかにも中国らしい話が多く収録されている。

科挙でランクによって大きく待遇に差があること(キャリア官僚とノンキャリアみたいなもの)や試験に何度も合格できずに人生を棒に振る事例、手の込んだ賄賂のテクニック、人を陥れる策略など、小説とは言え中国では日本よりもえげつない感じが強い。

皇帝やその側近が庶民のふりをして悪人を懲らしめたり真面目な役人を評価する『水戸黄門』みたいな話も入っていて、ワーカホリック気味な名君とされる清の雍正帝が多く扱われ、日本で言えば時代も近くて御庭番を使っていた『暴れん坊将軍』こと徳川吉宗みたいな感じなのかもしれない。

4冊あるこのシリーズで面白かった順番をつけると、第1作→第4作→第2作→第3作となる。





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