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『きまぐれ博物誌』:雨読夜話

ここでは、「『きまぐれ博物誌』」 に関する記事を紹介しています。

星 新一 (著)
角川書店 (2012/12/25)


星新一による、60年代後半頃に書かれたものが多くを占めるエッセイ集。
三億円事件とか大阪万博とか公害問題など、当時の世相が扱われているのが時代を感じさせる。

一方で、色々な言葉や概念がメディアで繰り返し取り上げられることで神聖さが失われて安っぽくなる傾向や、大衆のマスコミへの迎合(テレビに映るために制作者の意図に沿った言動をしがち)など、50年くらい経過しても変わらなかったり、著者が見通していたと思われる話を読むと感性の鋭さを再認識させられる。

『進化した猿たち』という作品にまでなったアメリカの1コマ漫画を収集した趣味や、SF短編を書くためにやっていること、SF作家仲間との交流や親友・小松左京との作風の違いなども書かれていて、興味深く読んだ。




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