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『企業として見た戦国大名』:雨読夜話

ここでは、「『企業として見た戦国大名』」 に関する記事を紹介しています。

真山 知幸 (著)
彩図社 (2020/8/27)


タイトル通り、戦国大名の家を企業に見立てて現代だとどんな感じの企業に見えるかを語っている作品。

扱われているのは織田、豊臣、徳川、武田、上杉、毛利、今川、北条、真田、大友、伊達、朝倉、長宗我部の13家で、社員の待遇やガバナンス、後継者育成など、入社したらどのようなことが想定されるのか?という観点で書かれている。

意味の分からないブラックさという点では上杉家のところが特にひどいと感じたり、鷹狩合宿を強制されるのは嫌だが企業イメージづくりは上手そうな伊達家、浮き沈みが激しそうな織田家や豊臣家など、それぞれのカラーが出ているのが面白い。

後継者の対応や事業の引き継ぎでうまくいかない事例が多く、後継者に関してうまくいかなかった武田信玄、やり手専務みたいな朝倉宗滴が死んでから衰退していった朝倉家などが印象に残る。

そして、分国法という法律を制定して組織をまとめようとした大名家(伊達、武田、今川、朝倉)も多く、このあたりができていない中小企業には参考になるかもしれない。

挙げられている大名家の中では強いて言えば、徳川家や北条家あたりが組織作りができていて、比較的勤めやすそうである。
(抜擢や出世はあまり期待しない方がいいかもしれないが)

少しライトな内容だが、構成の点ではかなり分かりやすくていい作品だと思う。
いいテーマなのに構成が・・・という作品が多いだけに、こうした作品は高く評価したい。




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