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『なぜ巨大企業はウソをついたのか―エンロンが見せた虚像と実像』:雨読夜話

ここでは、「『なぜ巨大企業はウソをついたのか―エンロンが見せた虚像と実像』」 に関する記事を紹介しています。

清水 昭男 (脚本), 広岡 球志 (作画)
パンローリング (2008/1/10)


2001年に倒産したアメリカの大手エネルギー関連企業である、エンロンの興亡を描いた漫画。

アメリカ政府の役人として規制緩和を推し進めたケネス・レイが創業したエンロンは、レイが規制緩和を追い風に買収で会社を巨大化させ、CEOとなるジェフ・スキリングが複雑なビジネスモデルやノーと言わない社員ばかりにする体制づくりなどを実施し、CFOとなるアンドリュー・ファストウによる子会社を利用した会計処理など、巨大化と利益の最大化を目的にさまざまな手段を取ってきたことが描かれている。

『ゴルゴ13』に似た劇画調のタッチで、特にレイの悪人面が印象に残る。

同じくエンロンを扱った経済小説『青い蜃気楼―小説エンロン』を読んでからかなり時間が経過して忘れかけていたが、基本的にこのような感じで制度上の抜け穴を利用したり見つかりづらい不正を行おうとする人々は今後も出続けるだろう。




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