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『信長: 「歴史的人間」とは何か』:雨読夜話

ここでは、「『信長: 「歴史的人間」とは何か』」 に関する記事を紹介しています。

本郷 和人 (著)
トランスビュー (2019/12/5)


近年語られがちな、「信長はイメージと違って保守的な大名。革新的とされることも他の大名が先にやっていたことも多い」という言説に対し、それならなぜ信長は違った結果を出したのか?信長は時代の要望に応えることができた歴史的人物なのではないか?という考えが語られている作品。

宗教、土地、軍事、国家、社会など、信長が出現する前後でどのような変化があったかを挙げ、時代の流れにいかに信長が応えてきたかが分かってくる。

例えば、軍事で言えば兵種別の編成やロジカルに数的優位を作る手法、国家のところでは信長以後の関ケ原の合戦で上杉・毛利・黒田などが領土争いから発想が抜けられていないことなどを挙げていて、なるほどと思わされる。

そして、現在の歴史学の問題点にも踏み込んでいて、近年の著作にあるシリアスさは本当に語りたかったことなのだろうと感じた。
本書もまた、興味深く読むことができた。




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