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『〈情報〉帝国の興亡 ソフトパワーの五〇〇年史』:雨読夜話

ここでは、「『〈情報〉帝国の興亡 ソフトパワーの五〇〇年史』」 に関する記事を紹介しています。

玉木 俊明 (著)
講談社 (2016/8/18)


近代に情報によってヘゲモニーを握った3ヵ国のことを語っている作品。

活版印刷術とゆるい支配によって商人が集まって栄えたオランダ、中央銀行と国債制度をいち早く整えて電信網を世界中に張り巡らせて帝国を築いたイギリス、強大な多国籍企業や電話文化などもあってのし上がることができたアメリカのことで、それぞれの技術がどのように当時の帝国主義に貢献していたかが解説されている。

中でも、他国が経済成長してもイギリスの電信網を使うのでそれだけ儲けることができたイギリスのシステムは優れていたと感じた。

元々分権的だったので全盛期が短かったオランダ、そして支配には軍事力による維持が必要なために超大国を続けることが難しくなったイギリスやアメリカと、ヘゲモニーを続けるのは難しいことが分かる。

あまりこの手のテーマで書かれた本は多くないと思うので、興味深く読むことができた。




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