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『徳川家康という人』:雨読夜話

ここでは、「『徳川家康という人』」 に関する記事を紹介しています。

本郷 和人 (著)
河出書房新社 (2022/10/26)


来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の主人公である徳川家康について、東大史料編纂所の名物教授が語っている作品。

馬術や水泳の達人だが、それは負けた時に生存確率を上げるためという重要だがあまりかっこよくない理由、軍事では小牧・長久手での秀吉戦でみせた鮮やかな引き際くらいしか見るところのない平凡さ、息子には冷たいが娘や婿には甘い傾向など、信長や秀吉のような派手さはないものの努力や経験の蓄積をしていった家康の魅力が描かれている。

徳川家で武官と文官では武官が優先しているのは当時の求められる統治技術がそれほど高くなかったからという話や、家康が信康の後にしばらく息子が生まれなかった謎、家康が三河武士団を信用していなくて人質時代に育った駿河が好きだった節があることなど、著者独自の視点と思われる話がいくつも書かれていて興味深く読むことができる。




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