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『誰も教えてくれない 真実の世界史講義 中世編』:雨読夜話

ここでは、「『誰も教えてくれない 真実の世界史講義 中世編』」 に関する記事を紹介しています。

倉山 満 (著)
PHP研究所 (2018/2/13)


憲政史を専門とする倉山氏による世界史を語った『誰も教えてくれない 真実の世界史講義 古代編』の続編。

前作同様に、歴史学者が語りたがらないと思われる話が多く語られていて刺激的な内容となっている。

扱われている時代が中世ということで、世界史では十字軍、モンゴル帝国、ルネサンス、宗教改革など、日本では遣唐使廃止、国風文化、摂関政治、院政、元寇、応仁の乱などについて語られている。

ユーラシアでは遊牧民の帝国が猛威を振るい、ヨーロッパではローマ教皇と世俗の王や皇帝と対立、中国では遼、金、元など遊牧民の王朝から圧迫され続ける農耕民の王朝である宋・明という構図など、いかにも中世らしい話となっている。

そして、これらから遣唐使廃止により悪影響を最小限に抑えた日本は賢明な道を選んだという歴史観が語られている。

他にも、韓非子と比べられることが多いマキャベリはキリスト教的価値観から悪とされただけで現代的価値観からすると常識人と思われることや、足利義満の売国奴ぶり、「万人恐怖」や「悪御所」と呼ばれた足利義教が強固な官僚制と常備軍から構成される絶対王政のシステムを作ったことで室町幕府が長続きしたことなど、他の本ではあまり読むことがない話が多く、刺激的な内容となっている。




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