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『日本はこうしてつくられた3 徳川家康 戦国争乱と王道政治』:雨読夜話

ここでは、「『日本はこうしてつくられた3 徳川家康 戦国争乱と王道政治』」 に関する記事を紹介しています。

安部 龍太郎 (著)
小学館 (2023/1/6)


小学館の雑誌『サライ』で連載されている「半島をゆく」を単行本化した作品の1つで、家康や戦国時代と大航海時代の関わり、キリシタンなどにまつわる地方を訪れている紀行文。

東京周辺を巡った章では竹村公太郎氏の作品やNHKの番組「ブラタモリ」などでも登場した、埋め立てによる土地造成や運河の開削、利根川東遷、江戸の都市計画などの話がなされていて、割と関心が深いテーマなので興味深く読んだ。

徳川家関連の史書では家康が入るまでの江戸は寒村だったかのように書かれていることが多いが、江戸湾や多くの河川による水運でそれなりに繁栄していたことが書かれている。

また、日本海の交易で栄えて信長が攻めた金ケ崎城が近くにある敦賀、大村純忠の領地でポルトガルとの交易地だった横瀬浦や長崎、著者が大坂の陣に続く第二次キリシタン戦争と位置付ける島原の乱の舞台となった原城などを訪れている。

印象に残ったのはそれほど石高があったわけではない島原を領地とした有馬氏が日野江城や原城のような巨大な城を築くことができたのは貿易による利益があったためでは?という話や、島原の乱で幕府軍が苦戦したのには一揆方に相応の準備がなされていたという話で、考えさせられるところも多かった。




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