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『オレたちの鎌倉殿』:雨読夜話

ここでは、「『オレたちの鎌倉殿』」 に関する記事を紹介しています。

西股総生 (著)
主婦と生活社 (2022/3/25)


昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を担当した歴史学者により、イラストを多用して分かりやすさを重視した形でこの時代の話を解説している作品。

イラストがあることで文章では伝えにくかったであろう、新宮十郎行家の残念ぶりや大姫が病むしなかかった事情、荘園システムで私腹を肥やしている過程などが分かりやすい。

特に、頼朝政権の初期に書記役を務めていたが、書き方に間違いが多くて後世の歴史学者たちから偽書だと疑われていた、藤原邦通を著者は気に入っているようで、このあたりの話が面白い。

東大史料編纂所の本郷和人氏が「藤原邦通が書いたのなら間違っていて仕方ない」と指摘したという話からは、当時は人材不足で文字が多少書ければ採用されたということなのだろう。

頼朝が大姫入内計画の先には皇族将軍を迎える構想があったのでは?という説など、多分他で読んだことがない話も書かれていたのも興味深かった部分である。




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