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『誤解だらけの「関ヶ原合戦」 徳川家康「天下獲り」の真実』:雨読夜話

ここでは、「『誤解だらけの「関ヶ原合戦」 徳川家康「天下獲り」の真実』」 に関する記事を紹介しています。

渡邊 大門 (著)
PHP研究所 (2023/4/5)


3年前に読んだ『関ヶ原合戦は「作り話」だったのか 一次史料が語る天下分け目の真実』を加筆・文庫化された作品。

関ケ原の合戦については軍記物や江戸時代の記録、小説などで作られた説が多く、史実は必ずしもドラマチックなものとは限らず、後世の人の都合によって史実が捻じ曲げられる事情が分かるのが改めて興味深い。

合戦になる過程で東国で上杉征伐軍に参加していたら西軍に参加しにくく、上方にいたら東軍に参加しにくい事情はどうしようもなく、そこで脇坂安治や田辺城攻めに参加していた何人かの大名のように家康側近たちに書状を送るなどしてうまく立ち回れたかどうかが存続を左右したことが分かる。

逆に言うと、上杉討伐軍に参加していた大名の中には石田三成などに味方したいと書状を送り、合戦後に必死に証拠隠滅したり弁明して許された者もいたんじゃないかと思った。

処刑されたり家が断絶した石田三成、直江兼続、安国寺恵瓊らが悪者にされ、記録を残した吉川家や黒田家などが祖先を美化した話も分かりやすい。

改めて読み直しても、分かりやすく解説されていることを再認識できた。




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関連タグ : 渡邊大門, 関ケ原の合戦,

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