小泉 吉宏 (文・構成), 太田 彩 (解説)
小学館 (2009/10/20)
伊藤若冲による「動植綵絵」の中で、池の周辺に虫や蛇、蛙などを描いた絵である「池辺群虫図」の各部のカラーのカットと、作家の小泉氏による詩で構成されている作品。
さまざまな生き物が色々なことがありながらも「生きてる」という詩と、それぞれの生き物のカットの組み合わせが、独特の味を出している。
若冲と言えば鮮やかな鶏のイメージが強いが、かなり写実的な虫や蛇、蛙などの絵も強い印象を残し、他の作品も観たくなる。
解説では若冲の写実的な絵は当時の禅宗や中国がの影響を受けていたことなどが書かれていて、そういうものかとも思った。


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