佐藤 さとる (著), 村上 勉 (著)
講談社 (2011/2/15)
佐藤さとるによる小人が登場する『コロボックル物語』シリーズの第2巻。
第1巻では「せいたかさん」と呼ばれる人間の青年が主人公だったが、本作では数年経過した後にせいたかさんとの連絡係を務めるコロボックルのクリノヒコが主人公で、仲間たちとともにいなくなったと思われていたマメイヌを探す話がメインとなっている。
コロボックルの国ではせいたかさんが技術を教えたことで電気を引いたり新聞の印刷を始めようとするなど、一気に文明化しているのが面白い。
また、前作に登場したヒイラギノヒコがリーダー、エノキノヒコが校長先生、ツバキノヒコが電気技師に出世していて、舞台設定に厚みを持たせている。
クリノヒコと親友のスギノヒコら仲間たち、そしておちび先生の連絡役を務めることになったクルミノヒメらとのやり取りも楽しい。

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