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『司政官 全短編』:雨読夜話

ここでは、「『司政官 全短編』」 に関する記事を紹介しています。
司政官全短編 (創元SF文庫 ま 1-1)
司政官全短編 (創元SF文庫 ま 1-1)
眉村 卓
東京創元社 2008-01

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著者の代表的なSFシリーズにおける、短編を集めた作品集。

地球連邦が宇宙のさまざまな惑星を征服した時代、弊害の多かった軍政から植民者や惑星原住民の自治に移るまでの過渡期を管理するため、司政官というポストが置かれた。
司政官はロボット官僚を使って問題解決に取り組んでいくが、やがて各惑星から自治要求が出てくるとその役割が形骸化していくという歴史的な流れの中、それぞれの時代における司政官たちの活躍が描かれている。

司政官発足時の連邦軍の軍人たちからの警戒や蔑視、惑星に住む原住民の奇妙な生態や風習、やがては植民者と原住民との衝突や自治要求と連邦政府からの締め付けの板挟み、ロボット官僚の融通の効かなさなど、それぞれの時代における問題に対して司政官が対処しているさまを司政官の心理を通して描かれている。

少々重苦しくて暗い部分もあるが、アシモフのファウンデーションシリーズのような大きなスケールで書かれていて読み応えがあった。



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2009/04/18(土) | こっしーの書評ブログ