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『自然に学ぶものづくり』:雨読夜話

ここでは、「『自然に学ぶものづくり』」 に関する記事を紹介しています。
自然に学ぶものづくり―生物を観る、知る、創る未来に向けて
自然に学ぶものづくり―生物を観る、知る、創る未来に向けて
赤池 学
東洋経済新報社 2005-12

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タイトル通り、植物や昆虫、微生物など自然で行われているメカニズムに着目した製造業の取り組みを描いた本。
『昆虫力』 の著者によるもので、以下のような点が印象に残った。

・現代の人工的な製造方法がさまざまな元素を用いて高温や高圧といった特殊条件でなされるのに対し、生物が物質を生成するのは水素や炭素といった軽元素のみから、しかも常温・常圧と環境へ負荷をかけない形でなされている。

・植物の組織を構成するセルロースは繊維強化プラスチックの代替となりうる可能性があり、製造にはパルプを溶かすだけでなくバクテリアにセルロースゲルを作らせることでも可能。このセルロースゲルは実はナタデココでもある。

・昆虫が生きるミクロの世界は人間が体験するのと物理環境が大幅に異なっている。例えば面積による摩擦の影響が大きくなり、ショウジョウバエはねばねばした状態の空気をかいて空を飛んでいる。

・タマムシやモルフォ蝶のあざやかな光沢ある色彩は構造色と呼ばれるもので、光の反射を微妙に変化させるナノ構造の仕組みである。これを活かした繊維は素材そのものが色を持っているために色あせしないという利点がある。



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