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『新宿熱風どかどか団』:雨読夜話

ここでは、「『新宿熱風どかどか団』」 に関する記事を紹介しています。
新宿熱風どかどか団 (新潮文庫)
新宿熱風どかどか団 (新潮文庫)
椎名 誠
新潮社 2005-10

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『哀愁の街に霧が降るのだ』、『新橋烏森口青春篇』、『銀座のカラス』、『本の雑誌血風録』に続く椎名誠とその仲間たちの行状を描いた私小説。

前作で本の雑誌を発行して、やがて本の雑誌社は正式に株式会社となる。ただし椎名はストアーズ社の取締役のまま本業以外での活動が多くなってきて上役との軋轢が増えたことなどから、ストアーズ社を退職することになる。

その過程で本シリーズの第1作になる『哀愁の街に霧が降るのだ』の執筆にとりかかろうとするが、なかなか書けず初めてのホテルでのカンヅメを体験したり、旅行や取材など体験型のルポも多く書くようになるなど初期の作家・椎名誠の活躍を見ることができる。

もちろん沢野や目黒、木村といった仲間たちも登場し、本書ではイラストの締め切りを守れずに逃亡する沢野のあやしい行動が目立ち、当事者たちは大変だろうが読む側からすると面白かった。また、後に人気作家となる群ようこも本の雑誌社の第1号社員として配本担当の学生たちをまとめていたり、後に編集者となり女優の本上まなみと結婚する沢田康彦も少し登場する。

個性豊かでエネルギッシュな人々が多く登場して面白かった。



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