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『逆説の日本史 14 近世爛熟編 文治政治と忠臣蔵の謎』:雨読夜話

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逆説の日本史 14 近世爛熟編文治政治と忠臣蔵の謎
逆説の日本史 14 近世爛熟編文治政治と忠臣蔵の謎
井沢 元彦
小学館 2007-06-28

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逆説の日本史シリーズにおける、徳川綱吉編。

犬公方と呼ばれバカ殿扱いされることの多い綱吉だが、君主権を行使しやすい側用人制度を始めたり人命尊重の風潮を宗教ではなく政治力によって成し遂げたことから、著者はかなりの天才と評価していて割と納得できる。

また、この時代に発生してその後の日本人の性格形成に大きな影響を与えたと考えられる赤穂事件、つまり忠臣蔵で知られる事件についても史料からは一般に知られるのとは違った状況が導き出されるとしていて興味深い。

あと、この時代の元禄文化や外交についても触れており、このシリーズでしばしば登場する言霊信仰よりも、今回は江戸幕府が重視した儒教、とりわけ朱子学の弊害について繰り返し論じている。そして家康が朱子学を統治の基本思想に定めたのは大失敗だったとすら語っている。
ただし、ではどの思想を使用すれば良かったのかという疑問があり、それについて語られていないのが片手落ちであるように感じた。例えば法家思想あたりならいいのだろうか?


[本書の文庫版]
逆説の日本史 14 近世爛熟編 (小学館文庫)逆説の日本史 14 近世爛熟編 (小学館文庫)

井沢 元彦
小学館 2011-12-06

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[徳川綱吉の事跡について書かれている本]
徳川綱吉 (人物叢書)徳川綱吉 (人物叢書)

塚本 学 日本歴史学会
吉川弘文館 1998-02

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