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『爆笑問題のニッポンの教養 人間は失敗作である 比較解剖学』:雨読夜話

ここでは、「『爆笑問題のニッポンの教養 人間は失敗作である 比較解剖学』」 に関する記事を紹介しています。
爆笑問題のニッポンの教養 人間は失敗作である 比較解剖学 (爆笑問題のニッポンの教養 8)
爆笑問題のニッポンの教養 人間は失敗作である 比較解剖学 (爆笑問題のニッポンの教養 8)太田 光 (著), 田中 裕二 (著), 遠藤 秀紀 (著)
講談社 2007-12-06

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NHKの教養番組が単行本化されたもので、爆笑問題の2人が学者と対談をしていくというシリーズの比較解剖学編。
平たく言えば、動物の死体を集めてその形状や構造について研究する学問のことらしい。

今回爆笑問題が対談するのは京都大学霊長類研究所の遠藤秀紀教授で、以前上野動物園にいたジャイアントパンダのホアンホアンの骨あたりから始まってアリクイやツチブタなど、動物の構造や形状について興味深い講義がなされていく。

途中でモスラやバルタン星人など特撮ものの怪獣の形状にも脱線したりと遠藤教授の生物における造形への関心の高さがうかがえる。

当然このタイトルにもある人間の構造的なところにも話は進み、もともと四足歩行だったのが二足歩行になってからのひずみが貧血や足のむくみ、痔、胃下垂などに現れていることが触れられ、この進化は必ずしもなるべくしてなったものというよりも偶然の結果だと論じている。

この後二本足で立ち上がることで評判になったレッサーパンダの風太くんの話から、遠藤教授は行政改革で経営ありきになってしまっている動物園の現状に対して不満や危機感についてを熱く語りだしている。
教育機関として採算よりも真実の追究を重視する遠藤教授と、娯楽として成立しないと何事も深まっていかないとする太田の議論が熱くなされており、金銭と学問の関係について考えさせられるものとなっている。

最後に太田がこの問題についてあくまでこだわる遠藤教授に、”先生、そうやって悩んで生きていってください”とまとめているのが見事に決まっていて面白かった。




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