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『歴史の使い方』:雨読夜話

ここでは、「『歴史の使い方』」 に関する記事を紹介しています。
歴史の使い方
歴史の使い方堺屋 太一
講談社 2004-02

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歴史の面白さや奥深さ、どのように未来予測などに利用できるかなど、さまざまな例をあげて解説している。

いくつか目新しい項目があったが、日本は首都が変わらないと政治体制が変わらないことがその1つである。
幕末は黒船で社会が変わったかのようなイメージがあるが、実際にはその後の日米修好通商条約の調印および将軍慶喜が京都で政務をとるようになったことが決定的に社会を変えることにつながったとのことである。

国家体制は治安あるいは文化が失われることで崩壊するというのも感じいったところである。
経済が悪くなることがあってもそれは体制崩壊の直接的な原因にはならないとも。
治安はともかくとして、文化が失われると体制が崩壊するというのは、考えたこともなかった。最近の例で言うとソ連・東欧で起こった社会主義政権の崩壊である。

歴史は繰り返すとのことで、最近の政治の流れは太平洋戦争に向かう30年の流れてと似ていると述べている。
やなことを言ってくれますねえ。外れてくれ。

堺屋氏は小泉内閣の政策を官僚主体に戻りつつあると批判しているが、後ろにあるプロフィールを見ると小泉内閣の内閣特別顧問とあり、現在も務められているのかは不明にして知らないが、辞任していなければこういった発言をするのはいかがなものか。
やはり自分が小渕・森内閣で閣僚を務めていただけに、少し文章に歯切れが悪くなっていたようにも感じた。

堺屋氏も今後の世界はヨーロッパ中世、あるいはルネサンス期のような世界になると言っており、最近の社会の流れは中世的になるというのが歴史学のトレンドなのか。
ヨーロッパ中世に関してはあまり知らないので、何冊かヨーロッパ中世史の本でも読んでみようかな。




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